3パットが減らない本当の理由は「距離感」——1mの練習より先にやること
「ショートパットの練習をしているのに、3パットが減らない」—— 100切りを目指す方から、いちばんよく聞く悩みです。
結論から言うと、3パットの多くはカップ際の1mを外して生まれるのではなく、 最初のパット(ファーストパット)が大きく残って生まれます。 1mの練習より先に、距離感の練習に手をつけるのが近道です。
3パットは「最初の1打」でほぼ決まる
まず数字から。Arccosの計測データでは、ハンデ20前後(スコア95〜105が目安)の ゴルファーは平均で1ラウンドに4回の3パットをしています (The Left Rough調べ)。 3パット1回は1打の損失なので、ここだけで4打前後を失っている計算です。 100切りに必要な「あと数打」が、グリーンの上に落ちています。
では、その3パットはどこで生まれるのか。10mのパットを想像してください。 カップに1m以内に寄れば、次はよほどのことがない限り2パット圏内です。 逆に2.5m残せば、100切りレベルではそこから外す確率がぐっと上がります。
つまり勝負は「入れること」ではなく、「次が楽な距離に運ぶこと」。 最初のパットの目標を「カップイン」から「半径1mの円」に変えるだけで、 3パットの発生源が減っていきます。
距離感が合わない2つの原因
-
距離を測っていない —— なんとなく構えて、なんとなく打っている。 歩測(カップまで歩いて数える)をするだけで、体に基準ができ始めます。
-
練習がショートパット偏重 —— 練習グリーンでも家のマットでも、 2m以内ばかり打っていませんか。長い距離を打つ機会が練習に入っていないと、 距離感は育ちません。
距離感を作る練習の順番
| 順番 | 練習 | ねらい |
|---|---|---|
| 1 | 歩測の習慣化(ラウンド中) | 「今日は8歩」など距離を数字で持つ |
| 2 | 振り幅の基準づくり(練習グリーン) | 「腰から腰で◯歩ぶん」の自分の物差しを作る |
| 3 | 3球ドリル(5歩・10歩・15歩) | 同じテンポで振り幅だけ変える感覚を養う |
| 4 | 仕上げにショートパット | 寄った後の1mを確実に(順番はあくまで最後) |
ポイントは、強さではなく振り幅で距離を打ち分けることです。 インパクトの強弱で調整すると、緊張した場面で再現できなくなります。
まとめ
- 3パットの主因は、1mの外しではなく最初のパットの距離の合わなさ(が多い)
- まず歩測。距離を数字で持つことから距離感づくりは始まる
- 練習は「長い距離 → 最後にショートパット」の順番に組み替える
そもそも自分のスコアロスが本当にパットで起きているのか—— それを確かめてから練習配分を決めると、遠回りがなくなります。
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