パッティング2026-07-08

3パットが減らない本当の理由は「距離感」 ——1mの練習より先にやること

「ショートパットの練習をしているのに、3パットが減らない」—— 100切りを目指す方から、いちばんよく聞く悩みです。

結論から言うと、3パットの多くはカップ際の1mを外して生まれるのではなく、 最初のパット(ファーストパット)が大きく残って生まれます。 1mの練習より先に、距離感の練習に手をつけるのが近道です。

3パットの犯人は方向より距離。1打目の方向ミスが主因になることは稀で、距離(強さ)のばらつきから3パットが生まれる。まず強さを揃えるのが3パット退治の近道

3パットは「最初の1打」でほぼ決まる

まず数字から。Arccosの計測データでは、スコア100前後の ゴルファーは平均で1ラウンドに4回の3パットをしています1。 3パット1回は1打の損失なので、ここだけで4打前後を失っている計算です。 100切りに必要な「あと数打」が、グリーンの上に落ちています。

では、その3パットはどこで生まれるのか。10mのパットを想像してください。 カップに1m以内に寄れば、次はよほどのことがない限り2パット圏内です。 逆に2.5m残せば、100切りレベルではそこから外す確率がぐっと上がります。

つまり勝負は「入れること」ではなく、「次が楽な距離に運ぶこと」。 最初のパットの目標を「カップイン」から「半径1mの円」に変えるだけで、 3パットの発生源が減っていきます。

最初のパットの目標をカップインではなく、カップを中心とした半径1mの円に変える概念図

距離感が合わない2つの原因

  1. 距離を測っていない —— なんとなく構えて、なんとなく打っている。 歩測(カップまで歩いて数える)をするだけで、体に基準ができ始めます。

    カップまで歩いて歩数を数える歩測の図。距離を「なんとなく」ではなく「8歩」という数字で持つ

  2. 練習がショートパット偏重 —— 練習グリーンでも家のマットでも、 2m以内ばかり打っていませんか。長い距離を打つ機会が練習に入っていないと、 距離感は育ちません。

距離感を作る練習の順番

順番練習ねらい
1歩測の習慣化(ラウンド中)「今日は8歩」など距離を数字で持つ
2振り幅の基準づくり(練習グリーン)「腰から腰で◯歩ぶん」の自分の物差しを作る
33球ドリル(5歩・10歩・15歩)同じテンポで振り幅だけ変える感覚を養う
4仕上げにショートパット寄った後の1mを確実に(順番はあくまで最後)

ポイントは、強さではなく振り幅で距離を打ち分けることです。 インパクトの強弱で調整すると、緊張した場面で再現できなくなります。

まとめ

  • 3パットの主因は、1mの外しではなく最初のパットの距離の合わなさ(が多い)
  • まず歩測。距離を数字で持つことから距離感づくりは始まる
  • 練習は「長い距離 → 最後にショートパット」の順番に組み替える

そもそも自分のスコアロスが本当にパットで起きているのか—— それを確かめてから練習配分を決めると、遠回りがなくなります。

出典

  1. The Left Rough(Arccosデータ)。元データはハンデ別(スコア100前後≒ハンデ20で換算)。

よくある質問 FAQ

3パットが減らないのはなぜ?

多くはカップ際の1mを外して生まれるのではなく、最初のパット(ファーストパット)が大きく残ることで生まれます。勝負は入れることより「次が楽な距離に運ぶこと」です。

3パットを減らすには何から練習する?

1mのショートパットより先に距離感です。まず歩測で距離を数字にし、長い距離から振り幅で距離を打ち分ける練習をして、ショートパットは最後に回します。

距離感は打つ強さで調整する?

強弱ではなく振り幅で打ち分けます。インパクトの強弱で調整すると、緊張した場面で再現できなくなるためです。

関連記事 RELATED